屋久島旅行②縄文杉トレッキング前半

2日目は縄文杉トレッキングです。
事前に、トレッキングツアーに申し込みました。


ツアー会社のピックアップエリアに宿泊していれば、集合場所まで送迎がありますが
私達が泊まった所はエリア外だったので、自力で集合場所まで行きます。


でも、レンタカーがあれば全然大丈夫。
前日下見をして場所は確認済です。集合場所の「屋久杉自然館」までは車で20分です。


縄文杉登山は「荒川登山口」がスタートですが、3月から11月までは車両の乗入規制があり
登山する人は、この自然館からバスに乗ります。


3時半起床。4時出発。

私達が着いた4時半頃からぞくぞくと人が集まり始め、チケットを買って順番に並びます。
私達は6人のツアーだったけど、同じくらいの小人数のツアーがたくさん。


ガイドさんに聞くと、その日は200人くらいいたそうですが、GWやお盆になると1日400人くらいになって、そうするとトイレが混んだり、山も渋滞が起きるそうです。




肝心なお天気は晴れ☀️☀️
雨の多い屋久島ですが、今回滞在した3日間はずっと快晴で本当にラッキーでした!


5時過ぎのバスに乗って、登山口に着いたのが5時50分。
トイレに行って(綺麗なトイレはここが最後)6時スタートです。




ちなみに、スタート地点は標高600m、縄文杉は1300mです。


縄文杉までは往復22km。

約10時間のトレッキングが始まります。
片道11kmの道のりだけど、最初の8.5キロはトロッコの線路に沿って歩きます。


トロッコ道は平たんで、枕木の間に杉の板を敷いてくれているので、とても歩きやすくなっています。
平成30年までは、板がなくて枕木の上を歩いていたので、大変だったそうです。



途中、何度か川を渡ります。
ここは手すりがあるけど、手すりのない所もあるので慎重に!


橋の上から川をパチリ📷






歩きながら、ガイドさんに屋久島の歴史を教えてもらいました。


江戸時代、屋久島はお米が獲れないので、代わりに杉を伐採して平木にし
薩摩藩に年貢として納めていたそうです。


機械などない時代、オノで切って小さくして、人力で山から運び出していたのです。


その流れでここは林業が盛んになり

山の中にはそれを仕事にする人達の集落があって、小中学校もあったそうです。
今も、その跡地が残っていました。





当時、山にあった杉の5割~7割が切られたので、そのせいで杉の切り株がたくさん残っています。杉は他の木と違って、千年たっても腐らないのです。


木目が細かく詰まっていて、樹脂分が多く、腐りにくい屋久杉の平木は高級な屋根材として重宝されて、薩摩藩にとっては貴重な資源だったそうです。



山の中には、倒木や切り株たたくさんあって、雨の多い屋久島はその木に苔が生える。
その苔に種が落ちて新しい木が育つ事も珍しくないとか。



年貢の為に切ってはみたけど、処理しきれなくて放置された大木もたくさん。
「土埋木」と言うそうです。↓この木も千年前の物かもしれない。。。



屋久島の森は、人の手が入っていない自然の宝庫。
想像を超える神秘の森は、まさに非日常。ここに来れて良かった~と心から思いました。


屋久島は縄文杉が有名だけど、他にもそれ以上に巨大で威厳のある杉がたくさんありました。世界自然遺産に認定された理由がわかります。



屋久島の魅力に惹かれて移住される方も多いようです。
私達のガイドさんも東京から移住して、もう20年ガイドをされている男性で
宿泊先のコテージのオーナーご夫婦も、東京から移住された方でした。


トロッコ道は平坦なので、息はきれません。
適度に休憩も入るので、体はまだまだ大丈夫。


8.5キロのトロッコ道が終わると険しい山道になるのですが・・・

その前に木霊(もののけ姫に出てくるキャラクター)を見つけました!カワイイ♡







長くなったので、今日はこの辺で。
また続きを書きたいと思います!





お読みいただき、ありがとうございました😊