母の旅立ち

ドクターから別れの時が近いとは聞かされていましたが
それはいきなりやってきました。


施設と家が近かった為、最期を看取る事ができたのがせめてもの救いです。
先週の日曜日に父と最後の対面をした後、火曜日の朝に旅立ちました。


最期は息ができなくて、ものすごく苦しそうだったから、心臓が止まった瞬間
「楽になって良かった」と思いました。


83歳。母の家系は短命で、母の両親は小さい頃に亡くなってるし
7人兄弟も全員他界。母は家族の中で一番長生き、全力で生き抜いたと思います。


私は人生初の喪主となり、何が何だかわからないまま必死でこなした数日間。


お葬式に参列した事はあるけど、喪主なんて初めてだからわからない事だらけ。


母が息を引き取ってすぐの葬儀社選びから始まり、次々に短時間で決めなければいけない事ばかり。父は判断力がなく私に一任するというし、他に相談する人もおらず。


孤独でした。
でも、自由でした。

葬儀の内容は私の好みで、思うようにさせてもらいました。


個人葬とはいえ、葬儀社の祭壇(棺、骨壺、写真セット)はピンからキリまで種類(値段)があって
無宗教で家族だけの小さな式だけど、お花だけはたくさん飾ってもらうタイプにしました。


ピアノの生演奏もつけてもらいました。


簡素だけど静かで厳かで美しい式になったと思います。


子供達に、「お母さんの時もこんなふうにしてな」と言っておきました^^





母は約5年間、施設に入っていました。
最初の2年半がグループホームで、後半の2年半は特別養護老人ホームです。
どちらの施設も月に14~15万円かかりましたが、5年間の費用は、すべて母名義の貯金で賄えました。お葬式の費用を払っても、まだ余るくらいの貯金をしてくれていました。


専業主婦で、パートしかしたことないのに、家族にお金の心配をかけなかった母。

私も見習って、子供達にお金の心配はかけないようにしよう。




母が息を引き取ったあと、葬儀社のお迎えがくるまで、4時間くらい母と部屋で待機してました。その間、施設の職員さんが、次から次に部屋へお別れに来てくださいました。
皆さん、手を合わせて母に話かけてくれて、本当に優しくて涙が出ました。


施設から葬儀会場へ行く時も、たくさんの職員さんが見送ってくださって
本当に良い施設に入れて良かったと思いました。




葬儀を終えた翌日に市役所へ行って、いろいろな手続きをしました。
一つの窓口で必要な手続きを全部教えてくれて、年金を止める手続きや保険証を返却する手続きをすべて終えました。後期高齢者医療から、葬祭費(5万円)が出るんですね。


後は郵便局の生命保険の請求(解約)ですが、保険金の受取りが父親なので
委任状が必要です。でも、あとそれだけなので、ちょっと気が楽になりました。
(気になる事は早め早めに済ませたい)





喪主の気苦労はあったけど、お葬式のおかげで5年ぶりに3人揃った子供達。皆でご飯食べて会話できるのが、とても幸せでした。


ばーちゃんがくれた幸せな時間。


長女の会社は忌引休暇が1週間もあります。

息子と私は3日間。

次女は転職半年で何日あるかわからないと言う。


忙しい職場に祖母のお葬式を言えなくて、県外から通常の休みで日帰りすると言いました。


そんな次女に長女が言った事

「ばーちゃんがくれた休みなんだから、職場に電話して明日も休みなさい」


長女はこの数日、夫の代わりのように私に寄り添ってくれて、葬儀以外の連絡や雑用を全て引き受けてくれました。


言わなくてもわかってくれる、頼もしい存在でした。


で、次女が職場に電話したら、火葬証明書を出すよう言われたそうです。

そんな職場もあるんですね💦





ランニングもブログもお休みしてましたが、少しずつ再開したいと思います。

仕事も今日から再開。急に仕事モードになれるかな💦



ご心配いただいたブロ友さん、ありがとうございました。
これからもどうぞよろしくお願いします😊