父の入院(山は越えたか?)
☆父の入院1日目
朝8時に電話をもらってから、1日中病院付き添いや施設での事情聴取などがあり
家に帰ったのは夜の7時。クタクタだったけど、夜はやはり眠れなかった。
☆父の入院2日目
朝から普通に仕事。その日は実習生を市内の大きな病院へ連れて行く日だった。
私(ドライバー)Cちゃん(通訳)実習生(患者)の3人で病院へ。
大きな病院は予約していても必ず待たされる。
午後2時、待合室でボーっとしてたら、父の病院から電話。
父の容態が悪いからすぐ来てほしいとの事。
でも・・・Cちゃんと実習生を慣れない場所に置いて行くわけにはいかない。
どうしよう・・・と思っていたらCちゃんが
「ハルさん、お父さんの所に行ってください。私達は何とかなります。タクシーで帰れるし、先生の説明が難しかったら紙に書いてもらいますから大丈夫です!」と言ってくれた。
Cちゃんの優しさが身にしみた。
そして、父の病院へ。
先生から「酸素が下がって呼吸の状態が悪くなっている。今後の治療について、延命処置をするかどうか決めて欲しい」と言われた。
突然の事で絶句したけど、それを決められるのは私だけだ。
私が決めなかったら、病院は自動的に延命処置に入るらしい。
私は、父に以前から延命処置はしないでほしいと言われていたし、父の机を整理していて
その内容が書かれた紙も見つけていたので、延命処置は望まないと伝えた。
だけど、それを口にしたとたん、涙が溢れて止まらなくなった。
怖い。父の命を私が決めるなんて、怖すぎる。。
先生や看護師さんに「何か質問はありますか?」と聞かれたけど
私の頭は「延命処置を断った」事でいっぱいで、質問なんて何も浮かばなかった。
夜はまた眠れなくて、1時間ごとに目が覚めた。
これは、母が亡くなる前と全く同じ状況だ。
いつその時が来るかわからない恐怖の中、心は不安でいっぱいだった。
☆父の入院3日目
大阪から次女が来てくれて、夕方長女と私と3人で父の面会に行った。
2日目には「もう危ない」と思っていた父が、ICUを出て救命病棟に移っていた。
ほんの少し状態が良くなったという事か?
医療従事者の次女が父と会って、顔色を見て、体を触って、いろいろ説明してくれた。
まだ目は閉じたままで反応もないけど、状態は落ち着いている。
頭の中にまだ血が溜まっているわけだから、急変しないとは言えないけど、次女の細かい説明を聞いて、私の心はずいぶん楽になった。
その後、3人で久しぶりに回転寿司へ。
父の最近のおかしな言動を次女に話したら「そんな老人たくさんいるよ!ほんとイライラするけどね!😅」と、笑いに変えてくれる次女。
施設に入ってから急に認知症が進んだのは、「じーちゃんは施設に馴染めなくて、ストレスが大きかったんだと思う」と。。
父がこれからどうなるのか?
未来の事はわからないけど、少なくとも私には3人の味方(子供)がいる。
だから大丈夫!と勇気が湧いてきた。
息子も来週帰ってくる予定。
最近食欲なかったけど、やっぱりご飯をモリモリ食べると元気が出るんだな。
この日は朝までぐっすり眠れた。
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