静かに進行する母の認知症
この前、母の施設から
「お母さんがリモコンのボタンを食べたかもしれません」と聞いて驚いたばかりですが
今日また施設から電話があり
「最近は服のボタンをちぎったり、紙パンツを破いたりしています。もしかするとボタンを食べているかもしれないので、ボタンのついてない服を持ってきてもらえませんか?」と。
もう驚きはしませんが、認知症がどんどん進んでいる現実を突きつけられて、悲しい気持ちになりました。
食べ物ではない物を食べ物と勘違いして口に入れてしまう行為を「異食」と言い、
認知症ではしばしばみられる症状だそうです。
ボタンはまだましな方で、ビニール袋を飲み込んで窒息したり、洗剤を飲んで中毒になる事もあるそうです。味覚や臭覚が低下しているので、変な物を口に入れても本人は気づかない。
後、脳の機能が低下するので、満腹を感じる機能も衰えて、お腹いっぱいでも空腹と感じたりするそうです。
歳をとるって切ないですね。
母が健康なうちは思わなかったけど、今はとてもそう思います。
認知症である事を除けば、母は明るく穏やかで、人を困らせる人ではありません。
数年前まで、私の話をいつもじっくり聞いてくれて、いいお母さんでした。
私は何もできないけど、できるだけ施設に通って母と話をして、一緒にすごす時間を作りたいと思います。
それは母の為というより、自分の為ですね。
とりあえず今週末、ボタンのついていない服を何枚か持って行きます^^
今日の会社帰りの夕焼け。
毎日この景色を見られる幸せ^^
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